2010.11.19
青春
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
青春、いい言葉ですね。サミュエル・ウルマン作、岡田 義夫訳の一節です。
死ぬまで胸に刻もうと思ってます。
全文を紹介します。
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青春
原作 サミュエル・ウルマン
邦訳 岡田 義夫
青春とは人生の或(あ)る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞(たくま)しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却(しりぞ)ける勇猛心
安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や、狐疑(こぎ)、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰(あたか)も長年月(ちょうねんげつ)
の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥(あくた)に帰(き)せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得(う)るものは何か。
曰く驚異への愛慕心、空にひらめく星辰(せいしん)、その輝きにも似たる
事物や思想の対する欽迎(きんぎょう)、事に處(しょ)する剛毅な挑戦、小児(しょうに)の如く
求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦(きえつ)、勇気と壮大(そうだい)そして
偉力(いりょく)と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。
これらの霊感が絶え、悲歎(ひたん)の白雪(はくせつ)が人の心の奥までも蔽(おお)い
つくし、皮肉の厚氷(あつごおり)がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ
人は全くに老いて神の憐(あわ)れみを乞(こ)う他はなくなる。
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